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2015 Round6 【開催日】11月28日(土)・29日(日) 【開催サーキット】日光サーキット

第6戦 日光大会 2日目レポート

BRIDE Presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.6

11月29日(日)

天気:晴れ、気温:15℃

 

「腕一本で勝負」というキャッチで2011年に土屋圭市と稲田大二郎がドリフトマッスルの旗揚げを行なってから5年目、JAF公認のモータースポーツ競技として3年目を迎えた2015年のドリフトマッスル。その最終戦となる「BRIDE Presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.6」の2日目が栃木県の日光サーキットで開催された。

 

初日はマッスルクラスの単走予選/決勝追走トーナメントとスーパーマッスルクラスの単走予選が実施されたが、2日目は誰でも参加可能なチャレンジクラスの単走とJAF準国内競技となるスーパーマッスルクラスの追走トーナメントを実施。この時期の日光サーキットは寒さとの戦いとなるが1日目に引き続いて天気は快晴、気温も例年に比べると高めで、ドライバー/ギャラリー共に絶好の“ドリフト日より”となった。

 

ドリフトマッスルの最高陣となるスーパーマッスルクラスのエントリーは今シーズン最多となる26台。スーパーマッスルクラスのシリーズチャンピオン争いもマッスルクラス同様に最終戦までもつれ込んでおり、ランキング1位の藤野秀之選手(116ポイント)、2位岡村和義選手(95ポイント)、3位神谷幸助選手(88ポイント)の3名にシリーズチャンピオンの可能性があった。しかし、1日目に行なわれた単走予選では誰もが予期せぬ波乱が…。練習走行で何と岡村選手と神谷選手がクラッシュ、どちらもマシンは走行不能という状況に。神谷選手は急遽借り物のマシンで出場して予選8位、岡村選手は急遽展示用として持ちこんだRPS13に乗り換えて出場したものの、何と予選落ち…。この時点のポイント差から#1藤野秀之選手(WISTERIA 180SX)の2015年スーパーマッスルクラスのシリーズチャンピオンが決定した。

決勝トーナメントは波乱の予選から一転し、どの追走もクリーンなバトルとなった。チャンピオンが決定している藤野選手だが「最終戦は勝って締めくくりたい」と言うコメント通り、ベスト16から完璧な走りで着実に決勝までコマを進めた。対戦相手は、今回ハイパワー4ドアキラーとして勝ち進み、審判員長の土屋圭市が「新しいヒーローになるかも!?」と太鼓判を押す#13斉藤則夫選手(栃木馬鹿シルビア)。しかし、藤野選手の完璧な走りに対して、後追いで接近できなかった斉藤選手…の結果、藤野選手が今シーズン3勝目を獲得、シリーズチャンピオンに華を添える結果となった。3位はミッションブローにより藤野選手のプライベートカー(S15)を借りて挑んだ#18浜川輝夫選手が獲得している。

 

チャレンジクラスはビギナークラスが16台、エキスパートクラスが39台とこちらも今シーズン最多のエントリーとなった。参加車両はシルビア/180SXやスカイラインと言ったドリフト定番車両以外にも、ミドシップスーパースポーツのフェラーリ360やAWDのランサーエボリューション、FFのシビックなど多彩な車種ラインナップが見られるのもドリフトマッスルの特徴でもある。審判員長の土屋圭市は「チャレンジクラスはドリフト初心者のクラスだけどレベルがどんどん高くなっている。上のクラスでも通用するドライバーもいるね」と語る。ビギナークラスは#35櫻井広政選手(B top auto service ECR33)、エキスパートクラスは#104小林研也選手(180SX)が獲得した。

 

今回は来シーズンに向けた新たなトライも盛り込まれた。イベント進行は普段よりも余裕のあるスケジュールで実施。ドリフトマッスルの冠スポンサーを勤めるライフガードの無料配布やドリフトマッスル協賛メーカーのPRテント、大好評の同乗走行以外にも、「河内上河内お囃子愛好会」による演奏や「ドライバートークショー」、「スポンサーステージ」、「土屋圭市トークショー」と言ったステージイベントなども充実。競技の合間は多くの来場者で賑わっていた。

 

(優勝&シリーズチャンピオンを獲得した藤野秀之選手のコメント)

日光は苦手なコースなので不安もありましたが、最終戦を勝ってチャンピオンを取りたいという想いがあったので嬉しい気持ちでいっぱいです。今シーズンはメンタル面と土屋さんからの期待に応えるために、優勝することだけでなく1戦1戦を確実に勝つ進めることを考え、常に自分自身にプレッシャーをかけて挑んできました。とはいえ、まだまだ成長できる部分があると思っているので、来シーズンももっと練習をして腕を上げていきたいと思います。応援してくれた皆さん、ありがとうございました。

 

(審判員長・土屋圭市のコメント)

この1年でスーパーマッスルクラスは大きくレベルアップした。振り返っても「お金を払って見てみたい!!」と思うような対戦が増えたのが嬉しい。その中でも藤野選手の成長が素晴らしかったな。昨シーズンは『上手いドライバーの中の一人』と言う感じだったけど、今年の藤野は一味違った。ドリフトマッスル以外でも様々な経験を積んだこともプラスになっているはず。世界のどこで戦っても恥ずかしくないドライバーの一人だね。来年は「打倒藤野」を目指すドライバーが出てくれないと困るよ!!

 

(審判員・稲田大二郎のコメント)

チャンピオンの藤野選手が強いのも凄いけど、僕はシーズン2勝を獲得しランキング2位になった岡村和義選手の頑張りも褒めてあげたいね。また、今までトップドライバーの足元にも及ばなかったような若手ドライバーもこの1年で大きく成長したと思う。来シーズンは新たなヒーローが生まれるかもしれないな。

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