大会レポート

Archive - 2015 round04

2015 Round4 【開催日】9月5日(土)・6日(日) 【開催サーキット】筑波サーキットコース1000

第4戦 筑波大会 レポート

天候の悪化で、スーパーマッスルクラスはまさかの大波乱!!
藤野秀之選手が今季初優勝

BN Sports presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.4 TSUKUBA
VV4P10589月6日(日)
天気:曇りのち雨、気温:25℃

 

「腕一本で勝負」というキャッチで2011年に土屋圭市と稲田大二郎がドリフトマッスルの旗揚げを行なってから5年目、JAF公認のモータースポー ツ競技として3年目を迎えた2015年のドリフトマッスル。第4戦「BN Sports presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.4 TSUKUBA」の2日目が茨城県の筑波サーキットコース1000で開催された。

 

全6戦で行うシリーズも折り返しとなるこの一戦、初日はJAF公認競技(クローズド格式)のマッスルクラスの単走/追走トーナメントが実施された。そして迎えた2日目は誰でも参加可能なチャレンジクラス(単走のみ)とJAF公認競技(準国内格式)と なるスーパーマッスルクラスの単走/追走トーナメントを開催。

 

RS6D6105スーパーマッスルクラスで、現在ランキングトップとなるのが、開幕から2連勝を果たした岡村和義選手。そしてこれを追うのがゼッケン1を付けた藤野秀之選手が2ポイント差でこれを追う形だ。その後は、ポイント差が少し開くものの神谷幸助、平岡英郎、河野詩音、浜川輝夫といった実力派の各選手が続いている。そろそろシリーズタイトルの行方が気になってくるタイミングでもあり、前戦SUGOではD1ドライバーも交じってのイベント色の強い一戦となったが、それとは異なり、各選手ともに気合いの入る筑波戦となった。

 

コースは筑波サーキットのコース1000のインフィールドの5つのコーナーを持つブロックを使用したコースとなる。審査開始ポイントを過ぎたところで進入速度を計測。その後は右、右、右、左、左というコーナーをクリアするというもの。助走区間にはコーナーもあり、このコーナーをいかにクリアしてスピードを乗せて最高速を出すか、そしてゴールまでいかにドリフトをつなげていくか、が重要となる。

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決勝追走はベスト16から勝ち上がっていくわけだが、土屋圭市は「このサーキットのレイアウトは追走型。勝負がハッキリと出る」とコースの特徴を示す。そしてその通り、今回は追走で一度もサドンデス(引き分け再勝負)が行われずに優勝者が決まるという展開となった。

ただ、ベスト4からの決勝で悪化した天候にレースは大きく動かされることとなった。この日の筑波周辺の天候は曇り。時折雨粒がおちてはくるものの、チャレンジクラス決勝、そしてスーパーマッスル予選単走と追走練習までは、路面はドライのままであった。それでも頭上を覆う雲はだんだんと暗くなっていき、そして、残念ながら追走のベスト4決勝を前に、雨は断続的に降り始め、路面はウエットへと変わっていったのだ。

 

RS6D8994ここまで勝ち残ってきたのが平岡英郎選手と岡村和義選手、そして神谷幸助選手と藤野秀之選手だ。ベスト4最初の決勝で、岡村選手は、先行、後追ともに、まるで氷の上を走っているかのようにスピンを喫してしまいまさかの敗退を喫してしまう。そして決勝戦は、「雨の平岡」という異名を持つNo.3平岡英郎選手(MGJ & ラビット シルビア)と、この日の単走では1位で昨年のシリーズ覇者No.1藤野秀之選手(WISTERIA 180SX)のガチンコ対決。どちらも素晴らしい走りを見せてくれたのだが、平岡選手のワンミスで、藤野選手が今シーズン初となる勝利をおさめた。3位は岡村選手を下してNo.72 神谷幸助選手(神谷180SX)がこれを手中に収めた。

 

RS6D9211

 

また、チャレンジクラスは合計31台が参戦。ビギナークラスで香港から参戦しているNo.75 LamTik Shing選手(Yashio Factory S15)、エキスパートクラスはNo.57髙島直樹選手(シルビア)がこれを制した。

No.75 LamTik Shing選手

No.75 LamTik Shing選手

No.57髙島直樹選手

No.57髙島直樹選手

 

 

 

 

 

 

fujino_tsukuba優勝 藤野秀之選手のコメント

「今シーズンはまだ一度も優勝していなかったので、そろそろ勝っておかないと、今日はいつも以上に集中して臨んできました。マシンも雨も考慮したセットができていたのが、よかったです。今回の勝利は、そういった事前準備から周りのスタッフがすべてしっかりやってくれたことの成果でもありますね。次戦の間瀬は自分の好きなコースです。ポイントランキングトップに立ちましたが、ここで気を抜かずに後半戦もしっかり勝っていきたいと思います」

 

hiraoka_tsukuba2位 平岡英郎選手のコメント

「決勝戦まですすんだのは、BSタイヤに履き替えて初めてのことになります。クルマのポテンシャルの関係でどうしても進入速度で他のクルマよりも3~4㎞/h遅いんですよ。ウエット路面になれば、この差はなくなってきます。さらに雨でも安心して行けるタイヤなので、今回の決勝戦はイケると思ったんですが、ミスをしてしまって、みすみす優勝を逃してしまいました。これから走り込んで、藤野選手に負けないように、次戦に向けて準備していこうと思います」

 

kamiya_tsukuba3位 神谷幸助選手のコメント

「速度計測ポイントでうまく速度を乗せるのに手こずって、実は練習走行の段階から、ちょっとハマってたんですが、ラインを大きく変えたらうまくいきました。予選では点数が良くなかったんですが、進入速度は134.3㎞/hと単走1本目のトップだったんで満足しています。まだポイントランキングでチャンスはあるので残りも頑張っていきたいと思います」

 

審判員長 土屋圭市のコメント

RS6D4264「追走のベスト16からは久々に面白かったね。本当に追走らしい追走をみんなが見せてくれた。これは各選手の力量が上がったことの証明でもあるね。また、このコース、全部のコーナーが後追いが見せられるコースだね。入ったか入らなかったか、何回入ったか、がハッキリとわかるだけに、ジャッジもわかりやすかった。一日ほぼドライだったんだけど、ベスト4からは雨で路面が完全にウエットになってしまったけれど、雨でもうまいというのは、アクセルの入れ方、クルマの挙動のコントロール、そして持っていき方、といった本当に技術を持ったうまい選手だよ。『雨の平岡』はね、いつも0か100かっていう走りの選手なんで、今日の結果はいかにもという結果で、面白かったよ」