大会レポート

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2015 Round3 【開催日】7月19日(日)・20日(月) 【開催サーキット】スポーツランドSUGO西コース

第3戦 SUGO 1日目レポート

マッスルクラスは2年ぶりの参戦となる、奥村脩樹選手がノーミスで優勝

 

FEDERAL presents LIFGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.3

7月19日(土)

天気:晴れ、気温:28.3℃

 

「腕一本で勝負」というキャッチで2011年に土屋圭市と稲田大二郎がドリフトマッスルの旗揚げを行なってから5年目、JAF公認のモータースポーツ競技として3年目を迎えた2015年のドリフトマッスル。第3戦「FEDERAL presents LIFGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.3」が宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。東日本大震災の復興イベントとてスタートしてから5年、今年もたくさんのエントリーが集まった。会場となるスポーツランドSUGOは、レースなどで使われる本コースではなく西コースを使用する。元々カートコースとして設計されているため、コース幅は狭い上にエスケープゾーンも少ないテクニカルなレイアウトとなっている。

 

初日となる7月19日(日)は、朝から晴天のドライコンディションの中、マッスルクラスの単走/追走トーナメントが実施された。審査区間は1コーナーから6コーナーまでとドリフトマッスル最長となっている。審判員長の土屋圭市は「菅生は富士と違い中低速コーナーが多い。そのため1~6コーナーを上手に繋げることが高得点のための最低条件。ドリフトの原点である『カッコよさ』、『綺麗さ』が求められるコースだ」と語る。そんな中、マッスルクラスの上位16台が、決勝の追走トーナメントにコマを進めた。

 

午後から行なわれた追走トーナメントは、時折風は吹くものの30度近い気温の中で行なわれ、クルマやドライバーはもちろん来場者にとってもハードなコンディションでの対戦となった。狭いコースレイアウトのため、先行は「リズムのいい走り」、後追いは「前のマシンの走りに合わせられるか」が上位進出のポイントとなったが、ノーミスの走りと対戦相手のミスにより決勝まで上り詰めたNo.17 奥村脩樹選手(うさピンセフィーロ)が2年ぶりのマッスルクラス参戦ながら初優勝。2位は予選1位通過で開幕戦優勝のNo.24 長沢あかり選手(WISTERIA with MAKEOVER with thrash)、3位は第2戦優勝のNo.103 浜田大選手(小稲葉ガレージS15)が獲得した。ちなみに浜田選手は開幕戦より連続表彰台獲得となり、マッスルクラスのランキングで同一首位となっている、

更に奥村選手にはノーミスで優勝したと言うことから、審判員長の土屋圭市から「土屋圭市賞」、さらに「BNスポーツ賞」として、BNスポーツエアロフルセットが贈呈された。

 

  • マッスルクラス優勝 奥村脩樹選手のコメント

「ドリフトマッスルは2年ぶりの参戦になります。当時は4位で悔しかったので、それから修行を続けて万全の体制で挑みました。マッスルクラス唯一の4ドア、コース幅の狭い菅生なので、とにかく“気合”と“迫力”ある走りを心がけました。今回の結果は非常に嬉しいです。ただ、目標はシリーズチャンピオンなので今後も応援よろしくお願いします」

 

  • 審判員長 土屋圭市のコメント

「奥村選手のドリフトは迫力があるけどスピードは遅い!だから、追走トーナメントではスピードで勝る他の選手が合わせきれなかったね。2位の長沢も3位の浜田も、奥村より速さがあるのに、変に勝ち急いでしまいミスを起こしてしまった。速さや技術だけでは勝てない…ここが追走の難しいところでもあり面白い所だね!」

 

また、今回はイベントも盛りだくさんとなっており、19日は審判員長の土屋圭市が連載を行なう自動車雑誌「CARトップ」の公開取材も行なわれた。土屋圭市の走りが間近で見られるということで、観客はもちろんドライバーや関係者も注目を集めた。

2015 Round3 【開催日】7月19日(日)・20日(月) 【開催サーキット】スポーツランドSUGO西コース

第3戦 SUGO 2日目レポート

今年の菅生大会はイベント目白押し!!
スーパーマッスルクラスは神谷幸助選手が優勝

 

FEDERAL presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.3 SUGO

7月20日(月)

天気:晴れ、気温:30.5℃

 

「腕一本で勝負」というキャッチで2011年に土屋圭市と稲田大二郎がドリフトマッスルの旗揚げを行なってから5年目、JAF公認のモータースポーツ競技として3年目を迎えた2015年のドリフトマッスル。第3戦「FEDERAL presents LIFEGUARD TDMC The Drift Muscle 2015 Rd.3 SUGO」の二日目が宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 

初日はマッスルクラスの追走トーナメントが実施されたが、2日目は誰でも参加可能なチャレンジクラス(単走のみ)とJAF公認競技(準国内格式)となるスーパーマッスルクラスの単走/追走トーナメントを実施。スーパーマッスルクラスは開幕戦日光、第2戦富士と岡村和義選手が2連勝でランキング単独トップとなっているが、今回はD1GPでも活躍中のトップドライバーである川畑真人選手、今村陽一選手もエントリー。マッスルドライバーとD1ドライバーの共演となり、豪華なドライバーラインナップとなった。普段は500~1000ps近いマシンで戦っているD1ドライバー達が300~400psのマシンをどうコントロールするのかも注目となった。

 

午前中に行なわれたスーパーマッスル予選単走は、曇り空の中で行なわれた。早朝に雨が降ったもののすぐに止み、朝一番で行なわれた練習走行では路面もドライコンディションに。気温も10時の時点で29.5度と前日を超える暑さとなった。

スポーツランドSUGO西コースはカートコースとして設計されており、コース幅は9.0~9.5mと非常に狭い上にエスケープゾーンも少ないテクニカルコース。審判員長の土屋圭市は「SUGOはドリフトマッスル最長となる6つコーナーでの審査となる。狭いコース幅の中でいかにスピードを乗せ、6つのコーナーをリズムよく繋げられるかが高得点のポイント。もちろんスーパーマッスルクラスは細かいミスであっても容赦なく減点対象。マシンのパワー差は出にくいのはもちろん、アクセル全開率の高いアンダーパワー車のほうがドライビングは楽かも。まさに“腕”の勝負にふさわしいコース」と語る。

そんな中、単走予選はA/Bクラスに分かれて行なわれた。Aグループの川畑真人選手がD1ドライバーの凄さを見せつけるものの、Bグループでは川畑選手並みの走りを見せるドライバーが続出。ドリフトマッスルのドライバーレベルの高さをアピール。25台のエントリーから上位16台が決勝にコマを進めた。

決勝追走は何と開幕から2連勝中の岡村和義選手や今村陽一選手がベスト8で敗退と言う大波乱や、準決勝での藤野秀之選手と川畑真人選手との対決など、どのバトルも息を飲む展開となった。そんな中での決勝は、名手No.111 川畑真人選手(masato S13)を破り、No.72 神谷幸助選手(神谷180SX)がドリフトマッスル2回目となる優勝を獲得した。3位はベスト8で岡村和義選手を破ったNo.46 河野詩音選手(WISTERIA S15)だった。

また、チャレンジクラスはエキスパートクラスが20台、チャレンジクラスが7台と多くのドライバーが参戦。土屋圭市は「マッスル/スーパーマッスルと比べると、チャレンジクラスはホンワカした雰囲気の中で戦い。ドリフトを“楽しむ”という意味は十分アリ」と語る。エキスパートクラスはNo.40 石塚進一選手(オートガレージS ECR33)、ビギナークラスはNo.50 両角貴仁(DG-5 S15)が制している。

 

19日に引き続いて20日も様々なイベントが行なわれた。一つ目は参戦ドライバーによる「ドリフトマッスルカート大会」である。普段は“流す”走りを行なうドライバーだが、カートは“流さない“走りが必要となる。各ドライバーは乗りなれないカートながらも順応性の高さを見せる走りを披露。予選/決勝共に平岡英郎選手が制した。

もう一つが、スーパーマッスルクラスの決勝後に行なわれた「追走エキシビション」。土屋圭市/稲田大二郎が見たい「あの選手とあの選手との対戦」を再現。観客の皆さんはもちろん、他の参戦ドライバーからも注目のバトルとなった。

 

  • 優勝 神谷幸助選手のコメント

「実は決勝は藤野選手と戦いたかったのですが、準決勝で川畑選手に負けてしまったので、川畑さんには絶対勝とうと。今シーズンはシリーズ参戦をしていますが、前回エンジントラブルで走れませんでした。ポイント的には厳しいですが、後半戦を頑張ってシリーズチャンピオンを目指したいと思います」

 

  • 2位 川畑真人選手のコメント

「久々のドリフトマッスルの参戦となりましたが、自分が走って楽しめました。自分のできる技量の全てを出した結果の2位なので満足しています。今回は藤野選手と戦った準決勝が全てでしたね」

 

  • 3位 河野詩音選手のコメント

「普段は180SXに乗っていますが、マシンが仕上がらずレンタカーのS15シルビアでの参戦となりました。今回の成績が残せたのはチームメンバーのおかげなので、感謝したいと思います」

 

  • 審判員長 土屋圭市のコメント

「川畑は凄い、さすがD1のチャンピオンだけあり非力なクルマに乗っても速い。世界的にも350-400psはスタンダード、この馬力でもこのような走りができる事を証明した。やはりドリフトはマシンではなく腕で勝負…ということが明確になった。そんな中で優勝した神谷は大したもの。百戦錬磨の川畑相手に勝てたのはドライビングが進化した証拠。3位の河野も最近は着実に上位に来ていたので立派だった。でも、二人にはもっと『走りの引き出し』を持ってほしい。世の中にはドリフトが上手い奴はたくさんいるので、来場者から『アイツの走りは凄い!!』、『お金を払ってよかった!!』と言われるような走りを目指してほしい」