大会レポート

2017 Round4 【開催日】9月9日(土)・10日(日) 【開催サーキット】日本海間瀬サーキット

第4戦 間瀬大会 1日目レポート

LIFEGUARD The Drift Muscle 2017 Rd.4 MAZE
【開催日】9月9日(土)
【開催サーキット】日本海間瀬サーキット

 

第4戦MAZE、マッスルクラスは野島卓弥選手が、予選14位からのまさかの大逆転

ドリフトマッスル2017シーズンの第4戦となる間瀬戦が、2017年9月9日(土)・10日(日)の2日間、好天の下、新潟県にある日本海間瀬サーキットで行なわれた。

 

ドリフトマッスル第4戦の初日となる9日は、マッスルクラスが開催された。全長2000m、高低差が28.9mある日本海間瀬サーキットのコース。ドリフトマッスルの審査区間は、バックストレッチからスタートし、第2ヘアピン、S字コーナー、そして最終コーナーを抜けるまで、となる。

 

今シーズンは雨ナシの好天に恵まれ続けてきたドリフトマッスルだが、今回ももちろん好天。蝉時雨が降り注ぎ、まだまだ夏です、といわんばかりの非常に暑いスタートとなった。

 

今回マッスルクラスは、前回の菅生戦を上回るなんと30台がエントリー(1台は車両トラブルのため欠場)となった。半数弱の13台が予選落ちということとなる。全16台のトーナメント方式の追走決勝には、まずその予選単走をしっかり走り切った各選手が進出となる。

 

予選単走では、齋藤 航選手(#25 Saito rollcage & Yaguchi auto/PS13)がトップ通過。続いて、菅生戦でパーフェクトウィンを達成した米内寿斗選手(#83 ガレージTSR 180SX/RPS13)がこれに続く。そして、今シーズン、マッスルクラスへフル参戦となり、注目が集まる塚本奈々美選手(#773 頭文字D アゾン WAKO’S)がついにこのベスト16決勝追走へ進出することができた。そんな注目のあつまる決勝追走。しかし、マッスル初の追走となる塚本選手の相手は、その米内選手。残念ながら後追いでは米内選手に置いて行かれ、先行でもそのビハインドを取り返すことなく1回戦敗退となってしまった。

 

この第一回戦では、予選7位の加藤 諒(#81 MJシルビア/S14)と、予選10位通過の鳴海崇一選手(#26 Ambitious R シルビア)が見応えのある追走を展開し、サドンデスの末、鳴海選手がこれに競り勝ち、まさかのポイントランキングトップの加藤選手がこのベスト16のタイミングで敗退。そして、この勝った鳴海選手は、続く第二回戦では米内選手と当たって、残念ながら敗退と、ラダーの組み合わせもあるが厳しいトーナメント戦となった。

 

第2回戦を勝って、ベスト4に進んだのは、齋藤 航選手、斎藤久史選手(#51 mature with 宮精密/RPS13)、そして、野島卓弥選手(#31 B-style サバビア/S13)と米内選手の実力派の顔ぶれとなった。

 

この4選手のベスト4の追走はともにサドンデスにもつれ込む見どころたっぷりの準決勝となった。まず斎藤対決は斎藤久史選手がこれに競り勝つ。そして米内選手と野島選手。先に野島選手がポイントを取るという展開が2度繰り返されたわけだが、サドンデスの2本目では野島選手の追走でなんとか五分に持ち込んで、野島選手が辛くも決勝へ。

 

そしてこの日最後の追走の優勝決定戦。1本目で斎藤選手がミスし、野島選手がポイント先行。そして、野島選手は続く2本目も危なげなくポイントを取って、見事優勝。なんと予選通過(予選単走1本目は失敗して97.0点であったが、何とかリカバーして2本目99.4点を獲得)は14位という厳しいポジションからの逆転優勝となった。野島卓弥選手にとっては今シーズン開幕戦優勝に続く2勝目。マッスルクラス2位には、斎藤久史選手、そして3位に米内寿斗選手が入った。奇しくも、表彰台に上がった3名は、前戦菅生と同じ顔触れとなった。

 

「今日は単走でミスってヤバい位置からのスタートでしたが、ブロックが良かった。ミスをしないこと、そして行けるところは行くという、それだけに注意して走りました。今回もチームスタッフのおかげ優勝できました。みんな、ありがとう。開幕戦につづいて最終戦も勝って、終わり良ければ~、という一年にできるよう、次回も頑張りたいと思います」と野島選手はコメントしてくれた。

これでランキングトップに立ったのは斎藤久史選手。続く2番手には野島卓弥選手。そして3番手に齋藤 航選手とランキングは大きく入れ替わることとなった。マッスルクラスのポイントも面白いランキング争いになってきた。

 

そして、こちらはマッスル開催日におこなわれた、チャレンジビギナークラスの表彰式です。

 

 

2017 Round4 【開催日】9月9日(土)・10日(日) 【開催サーキット】日本海間瀬サーキット

第4戦 間瀬大会 2日目レポート

LIFEGUARD The Drift Muscle 2017 Rd.4 MAZE
【開催日】9月10日(日)
【開催サーキット】日本海間瀬サーキット

 

ドリフトマッスル第4戦間瀬、箕輪慎治選手が異次元の走りで今季2勝目を挙げる

 

スポーツランドSUGOでの第3戦から2か月、ドリフトマッスル・シリーズは、その戦いの舞台を新潟に移し、2017シーズン第4戦は日本海間瀬サーキットで、2017年9月9日(土)・10日(日)の2日間にわたって行なわれた。

 

マッスルクラスが開催された9日(土)、そしてスーパーマッスルクラス開催の10日(日)ともに、間瀬周辺は早朝からまさに秋晴れといった好天に恵まれた。若干海からの風が入り込んで、少し過ごしやすくなっているものの、それでも2日とも暑くて熱いマッスルの戦いが繰り広げられた。

 

前戦の菅生に続いて、非常に多くのエントリーがあった今回の間瀬戦。スーパーマッスルクラスもエントリーをしていたうちの3台が欠場となったものの、出走28台を数える盛況ぶり。

 

日本海間瀬サーキットは、全長2000m、高低差が28.9mあるコースだが、ドリフトマッスルでは順走で使用する。その審査区間は、バックストレッチからスタートし、上り勾配の7ポストコーナー、そして第2ヘアピンまでを助走区間とし、S字コーナー、そして最終コーナーを抜けるまでをその対象としている。

 

朝のブリーフィングでは、「第2ヘアピンのクリップに着いた時点で、山側に頭が向いていたら減点。進入速度が速くないのに最終コーナーのクリップから離れすぎていたら減点」など今回も土屋圭市審判員長からは、厳しい評価内容について説明がなされ、ドリフトマッスルの「魅せるドリフト」が求められた。

 

タイヤに厳しいこの間瀬のコースだけに、タイヤの本数制限のあるスーパーマッスルクラスの各選手の戦略は朝の練習走行から始まっている。予選だけを見据えて走りこむ選手もいれば、予選通過を前提にタイヤを極力セーブする選手もいて、練習走行セッションの使い方がそれぞれ。また、頻繁にエアチェックを行なうなど、どの選手もタイヤについては苦労している様子であった。

 

この日、開会式に続き、スーパーマッスルクラス予選セッションに先立って行なわれたチャレンジエキスパートの決勝単走では16台が出走。いずれもエキスパートの名にふさわしい走りで、失敗しなければ、という惜しい走りも多く、その中から、見事高得点を挙げて表彰台に上がったのは、朝倉一樹選手(#25 180SX)、井上 誠選手(#18 ボディショップシルキーS15)、小嶋 要選手(#16 無職友の会 シルビアS13)の3名であった。

 

そして、スーパーマッスルクラス各選手が2本ずつ走行する予選単走セッションを迎えた。この出走ではランキングの低い順に出走となるが、スポット参戦組とランキング下位からの半分をAグループとし、レギュラーエントリーでランキング上位組となるBグループという、2グループに分けられて予選は進行される。

 

しかし、そのAグループから、進入速度105km/h以上のドライバーが続出。もちろん、速さだけでなく、もちろん、しっかりとドリフトアングルもあって、予選の前半から見ごたえのある単走が続出し、Aグループからすでに高得点が出る展開。もちろんこの結果にBグループも黙っていない、ということで、トップランカーたちの意地の単走もあって、単走セッションはさらに見応えのあるものとなった。

 

結果、予選トップは、速さに定評のある川井謙太郎選手(#109 AUTO-TEC チェイサー)。そして進入速度112km/hとこの日の最高速を出した箕輪慎治選手(#23 HEY!MAN ツアラー)が2位通過。3番手には現在ランキングトップの前田 翼選手(#74 ZESTINO オディエイティー)と並ぶ。そしてAグループから、その走りに土屋審判員長も「110km/h乗るとは思わなかった」と高評価の最上弦毅選手(#813 日比野塾 ZESTINO Proμ 180SX)が進入速度2番手を獲得し予選を4位で通過した。

 

そして迎えた決勝追走。そのトーナメント戦のラダーは、チーム新旧対決あり、初顔合わせあり、と第一回戦からなかなか面白い戦いが見られそうな組み合わせとなった。このベスト16出場ドライバーへのブリーフィングでは、スタート直後の7ポストコーナーから先行車両はドリフトをしてくること。その先の第2ヘアピンで後追いもドリフト開始すること。この第2ヘアピンでは接触事故が多いのだが、ここで当たったら両成敗とする。ただし、先行車両がミスを犯してないのに接触した場合は後追い車両がノーポイントという注意がなされた。

 

この決勝追走は、いつにもまして激しく、まずベスト16第一回戦の最初の走行、川井謙太郎選手と髙嶋健市選手(#867 伊藤オート チェイサー)の追走から熱かった。この対戦では、まず川井選手先行では6:4で川井選手がポイント先行したが、先行後追いを入れ替えた2本目に川井選手がコースアウト。ここで、川井選手より「(高嶋選手が)サイド(ブレーキ)を引いたためそれを避けてのコースアウトだ」との申立てがあって、再戦。川井選手はこれを勝って2回戦へ進出。

 

また、平岡英郎選手(#777 MAD FACE FD3S)vs木口健治選手(#44 Saito Rollcage C33)の追走では、先行入れ替えの2回ともに五分と五分という審査結果でサドンデス。2走目は、まず6:4で木口選手がポイントゲット。入れ替えては5.5:4.5で平岡選手が取ったものの、平岡選手はここで敗退。ランキング争いに厳しいリザルトとなってしまう。

 

他の走りでは、大金、前田、神谷、箕輪といった実力派ドライバーが安定の走りで、先行・後追いともに勝って2回戦へ進出する。

 

その2回戦でも、大金、そして箕輪はしっかりと先攻後追いともにポイントを取って盤石な走りで勝ち上がる。この日好調な二人による決勝戦
そして、益山 航選手(#530 3代目マスビア)は川井選手を下して、準決勝進出(ベスト4で敗れはしたものの今季最高位となる4位入賞となった)した。

 

前戦菅生で優勝の大金選手とD1ドライバーでもある箕輪選手による決勝戦。箕輪選手の後追いでは、箕輪選手の後追いがすさまじく、ヘアピン立ち上がりで横に着けて、そのあと引いているのに離れない。土屋審判員長も「すごい! (これでは)大金は何もできない」と箕輪選手に6.5を配点! これでほぼ勝負あった、という感じで、勝者が決定。

 

1位には箕輪慎治選手(#23 HEY!MAN ツアラー)、2位に大金良隆選手(#7 MAD FACE FD3S)、3位には前田 翼(#74 ZESTINO オディエイティー)という結果となった。

 

 

箕輪選手は「7~8年ぶりの間瀬でした。今回は、車高調を新しくしてトラクションを掛ける方向に振ったのですが、それがうまくハマって、今までより速くなりました。練習でちゃんと走ったのは一本だけ。あとはギヤ比をみて、空気圧をチェックして、タイヤを温存していました。追走でも、不本意ではありますが、先行ではスピードで押して行って逃げるという走りになりました。お客さんにはもっと白煙を上げた走りをみてもらいたいし、そのポテンシャルもありますが、このルールでは仕方ないですね。今回もマシントラブルがありましたが、このマシンももう古いんで、そろそろ引退させようと思います。次回は引退を飾る、そんな一戦にしたいですね。」とコメント。

 

2位に入った大金選手は「足回りを大幅に変更してクルマは良くなってきています。タイヤの本数制限をひたすら意識して今日は過ごしました。タイヤは想定通りだったのですが、箕輪選手が速すぎて厳しかったですね。本当はここでいいところを見せたかったのですが…。次回は最終戦ですし、気合い入れて行きます!」と。

 

 

 

3位の前田選手も「前回のクラッシュから大修理をして、クルマはバッチリ。タイヤもトレッド0部山でもコンパウンドで喰うので、練習走行から走り込んで、決勝でも安心して踏んでいけました。今日はミスもあったりして…、それでもこの位置に止まれたことはラッキーでした。」とコメントしている。

 

 

 

スーパーマッスルクラスは、追走をどうみせるか? だね。ドリフト自体のスピードも上がっているけれど、それでも今日のようにテール・トゥ・ノーズ、サイド・バイ・サイドでいかにドリフトのすごさを魅せられるか? だね。ただ、どうドリフトするか、頭を使って走らなければならないよね。さぁ、最終戦の日光、(前田)翼もウカウカしていられないよ」と土屋審判員長はコメント。

 

ポイントランキングでは、今回11位となってしまった平岡選手が2番手から4番手へと大きくランキングを落としたが、トップ前田選手、2番手に箕輪選手、3番手に大金選手と今回表彰台に上がっている3名によるタイトル争いは、日光戦へと持ち込まれることとなった。